美織 舞    

投稿日:2018年4月14日
やわらかな風を頬に感じ、春の気配もようやくととのったかと思われましたが、なんだかここ数日は花冷えのよう。皆さま、お風邪など召されていませんか。🌿 それにしても、「花冷え」という季語。とても美しくてお気に入りの日本語です。似たもので「春の雪」という季語もすきです。また、春の雪は、降るそばから雪が消えていく様から「淡雪」ともいいます。日本語って本当に美しいですよね。春の雪といえば三島由紀夫著「豊饒の海 春の雪」は、情景の描写がとても流麗で、この時期ふと読みたくなる小説です。 さてさて、今回はお客様からのお便りより、「おすすめの洋画は?」というご質問をいただきましたので、僭越ながらもお答えしたいと思います☘ といっても、特に洋画に明るいわけでもないので、、、。おすすめというより、ただただお気に入りのものをあげてみます。なんだか心の中を覗かれているようで恥ずかしい気持ちもしますが、、、。 ひとつめは、よし私も頑張ろうという気分にさせてくれるとっても前向きな作品。『キューティー・ブロンド』。努力と才覚で道を切り開いていく主人公に勇気づけられます。また、主人公の装いが可愛らしく、見入ってしまいます。フラワーで配役するなら、主演は深佳さんに。🌷装いが素敵な映画では『アップタウン・ガールズ』もお気に入りです。コメディーであり、涙してしまうところもある魅力的なお話もさることながら。主人公のひとり、レイの装いがきちんとしてかわいいのです。👗 少し変わり種な『おとなのけんか』は、場面転換がなく登場人物が僅か4人。話し合うほどに破綻していく大人たちの様子が、あまりにもくだらなく面白いのです。(※ほんのすこしグロテスクな描写があります) それから、特にお気に入りの『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』。人との繋がりを通し、少しずつ成長していく少年のおはなしです。少し心に重い描写もありますが、あぁ観て良かったと思える温かい作品です。同じ少年のお話でも、一風変わって、アンドロイドの男の子のお話『A.I.』。近未来版、ピノキオといったところでしょうか。愛を求めて生きる一途な主人公に胸が締め付けられ、人間とは、愛とはと考えずにはいられません。 深い考えを与えてくれる映画では、『レ・ミゼラブル』。原作は勿論のこと、舞台も映画も素晴らしい。何度も観てしまいます。それぞれに理想と信念を持ち懸命に生きる人々を見、果たしてこれほどまで必死に「生きる」ことができているだろうかと、、、。フラワーで配役するならバルジャンは伊織さんにお願いしたいです。🌻他に、ミュージカル映画では、『雨に唄えば』もお気に入りです。何度見ても無条件に幸せになれますし劇中の音楽はどれも好きで、思わず口ずさんでしまいます。フラワーで配役するならリナは早瀬さんに。💐音楽といえば、『シーモアさんと、大人のための人生入門』は、劇中に流れるピアノの音色がたまりません。シーモアさんの「肩の力を抜いていちばん大事にしたいことを大切に」という教えに、ハッとさせられます。 ファンタジーな作品も好みです。中でも『チャーリーとチョコレート工場』は幼い頃から原作が大好きで、映画化された際には、想像を超えた世界観にとても胸が高鳴った覚えがあります。どこを見ても何を切り取ってもわくわくしてしまう楽しい作品です。フラワーで配役するならウィリーウォンカは蘭さんに。🌼 そして、ファンタジー映画の中でも極め付けは、『ハリーポッター』シリーズ。映画も原作も大好きで、イギリスの撮影スタジオにまで行ったほどのファンです。待てど暮らせどホグワーツ魔法魔術学校からの入学案内が来なかった際は、本当にショックでした。フラワーで配役するなら主演は海夏人さんに。🌸 思いつくままに書いてみましたが、他にも『ショーシャンクの空に』『最強のふたり』『ニューシネマパラダイス』などなど、、、。書く前には、ちょっと恥ずかしいなんて言いつつ、いざ書き始めると、あれもこれもと困ってしまうくらいに止まりません。思いがけず映画が好きな自分に出会いました。実は、邦画も好きで、特に江戸から幕末にかけた時代物はたまりません。『駆け込み女と駆け出し男』『劇場版 髑髏城の七人』『殿、利息でござる!』『るろうに剣心』、、、あぁ、どうにも筆が止まりません。 それから、、、ここまで書いてきて「すき」を表現することってなかなか難しいなあと思いました。お恥ずかしながら、「すき」を表現する言葉をあまり多く持ち合わせていないのです。これでは伝わらないと、もどかしい気持ちになります。言葉を尽くしても伝わらないことってありますよね。言葉って、万能なようでいてそうではないです。そこで、言葉以外になにを使って表現できるかというと、やはり絵や歌や踊り、芝居だったりするわけで、、、。とても難しくて面白いお仕事をさせて頂いているなあ、なんてしみじみと感じました。🌱 脱線に脱線を重ねた上、最後はあんまりにも関係のないおにくの写真でお別れです。 ふふふ、おにくを前になぜかおすましな3人です。 ここまでお付き合いくださり有難うございます。